「アート・シティ高松」は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により高松市の多くの文化芸術活動が制約を受けている現状において、感染防止対策と両立しながら、アーティストの創造・発表の機会を創出するとともに、市民等が良質な文化芸術を鑑賞できる機会の創出を図るものです。
今回「街角に音楽を@香川」が企画したのは「LANDSCAPE OF MUSIC BLUE」 ~瀬戸内に音がつながる~。
高松在住のジャズミュージシャンの皆さん(藤原清登 菅涼子 梅田玲奈 冨川政嗣 Feriad 寺嶋昌夫 河西那都)に高松市内の美しい風景の中で音楽を奏でていただき、そのことで風景と音楽が融合し双方が新しい色彩、魅力を発することを意図しました。
撮影編集は電マーク 音響は日笠洋典さんにお世話になりました。
これは全ミュージシャンの映像をご紹介したバージョンです。ご覧くださいね。
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本編
1分ダイジェスト
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ご参加いただいたミュージシャンの皆様のプロフィールをご紹介します。
1)藤原清登(ベーシスト)
高松市に生まれる。音楽家の両親のもと、ロック大好きサッカー少年としてすごす。
中学時代に従兄弟の影響でJAZZに開眼。
16歳でベースを始め、東京藝術大学音楽部教授、故今村清一氏に師事。
1974年に渡米。バークリー音楽院を経てジュリアード音楽院卒業。
同院にてニューヨークフィル主席コントラバス奏者ジョン・シェイファー氏に就いて学ぶ。
21歳、ホレスシルバークインテットにて米国デビュー、ツアーに参加。
同年に米レーベルMuse及びStrataEastにクリフォードジョーダン、シャミークファラのアルバムで
レコーディングデビューする。 その他共演者にはジャッキー・マックリーン、
クリフォード・ジョーダン、ラシッド・アリ、サム・リバース、ジョー・リー・ウィルソン、
アーチ・シェップ、ウディー・ショウ、ジャッキー・バイヤードなど多数。
ジュリアードオーケストラの一員としてヨーロッパツアーにも参加。
またダンス、演劇、ファインアートなど他分野の進歩的な芸術家とのコラボレーション。
ジャズ、クラシックの境界のないジャンルで国際的に活躍する本格派としてN.Y.のヴィレッジゲート、スィートベイジル、ブルーノート、バードランドまたムジカオッジ (イタリア)、イントーンフェスティバル (オーストリア)フォートワースミュージックフェスティバル (テキサス)、フリージャズフェスティバル (アトランタ)など内外の音楽祭に出演。
1985年自己のグループ Manhattan Graffiti Four(ケニー・ギャレット、トーマス・チェイピンを含む)結成以来現在までリーダーアルバム十数枚発表。その他参加アルバム多数。
2000年スィングジャーナル誌ではベース部門で第1位に選ばれ『モダンベースの王者』と呼ばれ親しまれている。
近年、日本でのCDリリース、コンサート活動も目覚しく、2013年に自己レーベル GARUGANTUAを創設 。
第一作 “I”ll Catch The Sun” に続き2017年10月には第二作 “Koffee Crush” を発表。
2018年に著書「僕がジュリアードとバークリーで学んだこと」を河出書房新社より出版。
自己のトリオのほか、無伴奏コントラバスソロ Gargantuaや複数のダブルベースを有する大編成のJump Monk Bass Band Special(Jump Monk BBS)での活動も注目されている。また洗足学園音楽大学にて後進の指導にもあたっている。
2)河西那都 (シンガー)
高松市出身。高松第一高校音楽科 、フェリス女学院大学において声楽を専攻。様々なジャンルの音楽に挑戦し、演奏の幅を広げ、多くのミュージシャンとも共演し、日々研鑽を積んでいる。県内外のライブ、イベントで活躍すると同時に、地元の音楽を活性化する為、「jazz&bar SO NICE」オーナーとして、地元の音楽の発展を切に願っている。
3)菅 涼子(シンガー・フルーティスト)
愛媛県伊予三島市生まれ。3歳でピアノを始め、11歳でフルート、声楽を始める。
香川県立坂出高等学校音楽科、作陽音楽大学音楽学科フルート専攻に進学、卒業。
卒業後よりフルート講師、ヴォーカル講師、ヴォイストレーナー、ゴスペルクワイア主宰と、後進の指導に力を注ぐ。
「かがやく県香川県」テーマソング作詞作曲演奏、ASPAC青年会議所アジア大会でのオープニングアトラクション、技能選手権全国大会国歌斉唱など、公共の催しでの演奏も担当。
近年では『おかやま国際音楽祭』のオープニングイベントとして市民クワイアを指導、発表。また、数々のCM、番組テーマ曲、ミュージカル劇中歌等ソングライターとしても多くの作品を残す。自身もヴォーカル/フルーティストとして「瀬戸内ジャズ女子部」(ピアノ梅田玲奈 ベース中村尚美)等、様々なユニットや共演者との演奏活動を行い、ジャズやゴスペル、ラテン、ポップスなど自由でジャンルレスな演奏で好評を得ている。2020年2月には台湾での活動を開始。最近のお気に入りの言葉は『人生ベルマーク運動』。
4)梅田玲奈(ピアニスト)
高松市生まれ。幼少からピアノ・作曲を始め、津田塾大学英文科進学と同時に、ジャズ・作曲理論を中川卓也氏に師事。津田塾卒業後、バークリー音楽大学(ボストン)に留学、ジャズコンポジションを専攻する。
帰国後はジャズピアニストとして、リサイタル、ライブ、イベントで内外のミュージシャンと共演するほか、ソリストとしても活動。また、シャンソン、クラシックなど、他ジャンルのミュージシャンとの演奏も多い。2009年には恩師中川氏(ギター)とユニット「Re-Rex」(レレックス)を結成し、初アルバム『Duolity On The Duodecuple』をリリース。また2012年にソロのミニアルバム『Shining』 を発表。2013年にはヴァイオリニスト青柳妃姫とのユニット「2 Complete Sound」でミニアルバムを発表予定。 その他地元でも「Marbles」(サックスカルテット)、「SNUFKIN」(ブルースハープ奏者・中村俊哉とのデュオ)等のバンドで活動。ラテン、ロック、ファンクなどさまざまなジャンルの音楽を取り入れ、ジャズの枠を超えた音楽世界を創造している。現在中四国・東京を中心に演奏活動中。
5)冨川政嗣 (ドラマー)
1958年香川県に生まれる。19歳で上京、同時期東京の池袋音楽院にて(故)今成 進氏に師事ドラムを始める。以後東京においてセミ・プロフェッショナル活動そしてプロ活動を開始、ロック、ポップス歌手のサポートや音楽教室講師を行う。
1986年渡米、後に本格的に音楽とドラムを勉強するため’89年New Yorkに移住、ドラムの名門Drummers Collective(現 The Collective School Of Music)に入学4年間学び後同校の講師に就任し永住権を取得、本格的にNew Yorkでの活動を始める。数え切れないほどのマスター達から彼らの音楽、そしてドラム哲学を学ぶことができた。特に1994年あの伝説のNew YorkでのTony Williamsのクリニックでドラムテックとして1日彼と一緒に過ごせたことは一生の宝。同時に自己の音楽活動では”The Far East Net Work” “New World Jazz Quartet”などのジャズ・ユニット、クラブ、レストラン、フェスティバル出演、クリニック、レコーディング、ジングル等の活動を行う。
2002年に帰国、拠点を東京に移す。六本木ヒルズ内Bar MduroにてCalvin Edwards Trioでレギュラー出演、ほか都内ジャズクラブで様々なミュージシャンと演奏。主な共演者はNeil Stalnaker、本多竹広、Jeff Curry、Simon Cosgrove、Kim Hakuei、大口純一郎、佐山雅弘、宮脇裕子、Lincoln Goines、高内春彦、伊藤忍、多田誠司、他。2013年ベースの巨人、藤原清登が初めて日本人だけのトリオを結成、ピアニスト今村真一朗と共にこのトリオに加入これまで数多くのツアーやフェスティバル等に出演。
2018年郷里の香川に帰省、新しい活動を開始。四国、岡山を中心に活動中。高松のJazz Club Nomadのスクールで個人レッスンを行うと共に自宅スタジオでも教室を開いている。Jazz、Latin、Brazilian、Funk、Popsなど幅広いジャンルにわたりドラムレッスンを行なっている。
6)寺嶋昌夫氏(トランぺッター)
東京音楽大学を卒業。トランペットを金石幸夫、井口一仁の両氏に師事。
ドリームズカムトゥルー、ブーム、稲垣潤一、クライズラー&カンパニーなど数多くのミュージシャン、タレントと共にコンサートテレビで演奏する。
ミュージカルにおいては、ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」ロンドンオリジナルミュージカル「シンギン インザ レイン」 で演奏し、英国ウエストエンドからの招聘ミュージカル「南大平洋」ではリードトランペットを務める。
クラシック音楽にも造詣でが深く、各地のオーケストラ、吹奏楽団に客演。
ブラスアンサンブル、吹奏楽団でも首席奏者を務める。2000年8月に済州島にで行われた国際金管コンクールに於いては審査員として招かれ、自ら主催する「The Premier Brass Ensemble Of Japan」を率いてゲスト演奏し、絶賛を博した。
また指揮者としても1992年には、レナード、バーンシュタインの「ウエストサイドストーリー」をミュージカル形式で指揮した。現在はスタジオミュージシャンとして、数多くのCD、映画、CM、などの録音を手掛け、また指導者としても自らのメソッド「High Fへのアプローチ」のマスタークラスも開講している。クラシック、ロック、ソウル、ジャズ、とジャンルを問わない幅広い演奏スタイルでスタジオ中心に、TVの連続番組や特別番組、コンサート、ショーライブなどで活躍している。彼の音は常にTV、CD等で耳にすることができ、海外でも日本のドク・セヴァリンセンといわれ、今最も注目されているトランペット奏者である。また他にも、「ザ・プレミア・ブラス・アンサンブル・オブ・ジャパン」「BRASSSPECTACULAR!」も結成しています。
7)フェリアード
「せとうちBossa」をテーマに2007年より香川県で活動中のボサノバユニット。
フェリアードとはポルトガル語で『休日』の意味。
いつ聴いても休日の気分でリラックスしてもらいたいという思いを込めたバンド名。
『瀬戸内海の穏やかな海を音で表現できたら。。。』と二人でこそできる音作りを
探求中。
瀬戸内国際芸術祭、栗林公園、金毘羅宮奉納演奏、おかやま国際音楽祭、
Bossa AOYAMA、鷹の台Bossa、国営昭和記念公園、日比谷公園、
その他カフェ、レストランなどで出演。
中・四国地方、大阪、愛知、静岡、関東など県外にも活動範囲を広げている。
ソロアルバムの曲が人権啓発テレビCM、RNC news every エンディングテーマなどに
起用される。